モニエル瓦 屋根塗装
2021.07.24
皆様お元気ですか?
営業の末永です。
梅雨があけて良い天気が続いておりますが、なにせ毎日暑すぎる。。。。
熱中症にならないように水分補給をこまめにしてください!!!
さて、本日見積もりにお伺いしたお宅にて屋根の瓦が少し特殊な瓦になっておりましてそちらを少しご紹介いたします。
屋根にはいろいろな種類があります。スレート瓦・日本瓦・陶器瓦・ガルバリュウム鋼板・コロニアル・等々、
その中でも少し変わった瓦が、『モニエル瓦』になります。
ひと昔前に流行ったちょっとオシャレな形が多い瓦です。もともとはヨーロッパなどで使われていた瓦だったと瓦屋さんなどから教えてもらいました。
正確に言うと『乾式コンクリート瓦』といいます。瓦表面の処理の仕方が変わっており、着色スラリー(セメント、砂、骨材、顔料懸濁液※1の水和硬化層※2)というセメントの着色剤を厚めに塗り、さらにその上をアクリル樹脂系のクリアー塗料で覆っています。
※1 顔料懸濁液=顕微鏡で見える程度の顔料の粒子が分散している液体。
※2 水和硬化層=着色されたセメント材料。
この着色スラリーを塗装しているスラリー層が曲者なんですよね。。。
スラリー層は劣化すると剥げてしまいます。
塗り替えをする前にこのスラリー層を綺麗に除去しないとその上にどんなに高級な塗料を塗っても一緒に剥げてしまいます。
その上このモニエル瓦が普通のスレート瓦と見分けがつきにくい。
普通のスレート瓦と思って普通の処理をして普通の塗料で塗装してしまうとすぐに剝げてしまいます。(専用塗料やモニエル瓦対応塗料でないと剝げてきやすいです)
モニエル瓦を見分ける能力のある塗装屋さんってどれくらいおるがやろ?っていうレベルです。
見分け方は瓦の小口(厚み)です。モニエル瓦は小口まで模様があります。
こんな感じです。
塗装する際は十分注意して塗装するようにしましょう。
というか、業者選びは慎重に選ぶようにしてください。
それでは皆様良い週末を!!
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