PCBについて
2019.10.07
皆さまお疲れ様です!
和泉塗装営業の下村です。
本日も橋梁の点検業務の内容をアップしていきたいと思います。
今日は、橋梁の既存塗膜を剥離剤を使用し一部撤去するという内容でした。
撤去した塗膜は採取して検査します。
理由としてはPCBや鉛、クロムといった人体に有毒性のある物質がどれくらいの量含まれているかを調査するためです。
塗膜を剥がした後の写真です。
それではPCBについて簡単ではありますが紹介します。
PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、主に油状の化学物質です。PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
平成13年6月22日に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(PCB 特措法)が公布され、同年7月15日から施行されました。
発ガン性などの人体への被害があると確認されており、2027年3月31日までに処理することが義務づけられています。
橋梁の塗料にも1972年以降に塗り替えていないものにはまだ使用されているため、今回は点検を兼ねてその調査を行いました。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
ではまた明日!
コメントを残す