豆知識☆サビ(錆)について
2019.04.10
今回は”サビ止め塗料の効果
(塗装前に知るべき錆の原因など)”
についてご紹介いたします☆
・まず建物に金属が使用されている場合、
住まいの安全性や美観を保つために
防錆対策が重要なポイントです💡″
では早速、
①サビとは?サビの原因は?
・サビは金属の腐食生成物で
黒サビと赤サビがあります。(一般的に赤)
・鉄は空気と水に触れることで
酸化還元反応という腐食を起こし鉄の表面に
赤色っぽい酸化水酸化鉄が発生する。
これが、赤サビです。
<赤サビ>
腐食が進行しやすく、
鉄をボロボロに劣化させる性質があります。
<黒サビ>
自然に発生することはなく
鉄表面を高温で熱するなどをして発生させます。
表面に酸化膜を作るため
黒サビは赤サビの発生を抑える性質があります。
続いて、
②サビを抑える方法は?
1つ目「サビ止め塗料を塗る」
・一般的なサビ止めは既にあるサビの進行を
止めることはできませんが
新たなサビの発生を”予防”できます。
・進行を止める場合は赤から黒に転換する
サビ転換剤や特殊な強力防錆剤を配合した
塗料を使用します。
2つ目「酸素や水を遮断する」
・塗料を塗る際にはサビを完全に
”除去”することが大切です。
・しかし場合によって除去しきれないケースも!
そんな時にはサビの上から塗装できる
素地調整補助剤を使用して進行を抑えれます。
↑酸素と水を遮断でき腐食が広がるのを”防止”。
3つ目「酸でサビを洗う」
・酸を使って表面に付着しているサビを
洗う処理方法です。
・酸洗処理は危険性の高い薬剤を使用するため
安全性を考慮して適切に使用しないといけません。
③サビ止めの仕組みは?
・”防錆効果のある物質”の顔料などが含まれている為
サビを防ぐことが可能です。
・酸素や水を遮断する塗膜を作ることで
発生を防ぎます。
・塗膜の厚さや使用されている”樹脂”によって
防錆効果は異なります。
④サビ止めの中にもたくさんの種類が
それぞれの成分に何が使われているかによって
種類が分かれます。
大きく分けると以下の3つです。
<顔料>
近年では、健康被害が懸念とされる
鉛やクロム化合物を含まない”環境に優しい”
顔料の使用が増えています。
<樹脂>
サビ止めには主にエポキシ樹脂が使用されており
エポキシ樹脂系のサビ止めは
”防食性・耐久性”が高く
”防錆効果”にも優れています。
住宅の塗り替えで頻繁に使用されています。
<溶剤>
水性の場合
・臭いが少なく”作業性”に優れています。
・また上塗り塗装や内装に適しています・
油性の場合
・塗膜に厚みがあるので防錆力が高いです。
・特に強溶剤を使用したサビ止めは
”密着性・耐久性”に優れています。
・しかし臭いが強く既存の塗膜を
溶かしてしまう場合もあるため
一般的には弱溶剤の錆止めが使用されています。
かなり長々とした文になってしまいましたが…
詳しいご紹介は以上です☆
現場のご紹介の際に使用していることもあり
こんな豆知識などを見て
塗装に関して知っていただきながら
ブログをご覧いただけたらと思います(*^-^*)✨
最後までご覧いただきありがとうございました♥
~投稿*門脇~
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